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性別違和、私の取説

GIDとか性別違和に関する私の愚痴

分からない事ばかり

朝のワイドショーをこのマッタリした時間に見て居ると…

 

なんだ?この話…

 

朝から視聴者の頭を混乱させて何を企んで居るんだ?テレビ局は…

 

あーつまり、アレか…三角関係の悪化か…

男同士だから…

ごめん…理解不能だわ。

というか、朝から愛憎劇見せつけられてもなぁ…

 

金が絡んでいるから、こんなに食い付くのだろうけど視聴者の殆どは興味無いのだけど?

 

金ね…

 

昔は臨時収入とかあると、性別違和なんて吹っ飛んじゃったんだけど…今は、やっぱり金が解決するわけじゃ無いんだな…と思うようになった。

 

年々、自分の性別違和に更なる違和感がある。

 

原点に戻って記憶を呼び起こしても、例え入口がAGだったとしても…あの時味わった疎外感は表現しようが無い。

 

あの時…19歳になったばかりの頃…

会社を一年で辞めて地元に帰る時に一度体験して見たいと思って東京神田に当時の有ったエリザベス会館を周辺を歩いて何とか見つけた時、最初に入ったのは一階にあった喫茶店。

そこで、珈琲とトーストを食べてから二階への階段を上ると店内のなんて煌びやかな事か…。

 

入った瞬間、まるで異世界でした。

女装する為の衣類が並んでいるのだけど違和感がもの凄かったのを覚えています。

時間帯の問題もあったのかも知れないけれど店内には店員と私だけ。

店内をグルっと見回し、見た事ない衣類に心は躍るけどドキドキ感は減らなかった。

 

女装の体験が可能というプレートを見つけて、思い切って店員に話しかけた。

下着のセットを購入すれば上の階で可能ですよ…と言われたので早速購入。

後は成り行きで、そのまま異世界に御案内〜

 

カーテン越しの試着室で購入した下着を何とか身に付けて最初に希望したワンピースに着替えるとお化粧をして貰った。

 

アイメイクに時間がすごく掛かって何だか面倒だな…と思った。

ロングのウィッグを被せられると化粧台の鏡に映る私は…私が知っている顔では無くなっていた。

 

眼鏡が必要なのだけど何とか位置は見えるし見にくい場所ではそれとなく眼鏡を掛けて位置の確認をしつつラウンジコーナーに行く前に記念の写真を撮られた。

 

笑ってしまうぐらい緊張している自分が花籠を持たされて撮影されたポラロイド写真を渡されラウンジのソファに腰掛けた。

 

サービスのジュースが運ばれてストローで飲んだのだけど口紅がストローに付着して…ふと思った。

 

私は一体何をしているのだろうか?

 

初心者と思われていた感覚はある。

まぁ、初心者と言われればそうなんだけどね…

あの頃は、女装は趣味の部分が強くてそうした人の需要が多いからこういう所が提供されている感覚があった。

 

しばらく、そのままで居ると明らかに慣れて居る女装者の方々が次々と入って来た。

 

私は、そっとしておいて欲しかったんだ。

本当はね。

 

自分の性別違和が、本当は自己女性化愛なのか?単なる女装趣味なのか?それとももっと別の存在なのか?

 

それが知りたかったんだ。

 

でも、その時の私の格好や仕草とかが明らかに初心者と分かるらしく当然のように話しかけて来た人…男とは思えない程綺麗だった…

少し脚とかが男とハッキリ分かるぐらいの感じはしていたけど。 

 

私とは違うな…と思った。

 

その内に別料金払えば別の服に着替えられると教えられ着替えたのが…

セーラー服だった。

正直嬉しかったね。

中学生の頃に私が一番着たかった服だったから。

19歳で流石に似合わないと思ったけど意外と着心地も良かった。

ただローファーは私に合うサイズが無かったね。全部大きかったのは覚えている。

私の足のサイズは23.5〜24なので。

女子じゃん!

うん…そうかもww

 

着替え終えてラウンジソファに戻るといつの間にか談笑して居る人達が多くなっていた。 

その中の1人が私の脚を見たらしく…

『綺麗な脚ね』と言われた。

私としては別に嬉しくもなかったけどその人はさらに聞いてきた。

『歳はいくつ?女装歴は長いの?』

私は苦笑しながら答えた。

「19歳です。女装歴は…15年ぐらい…」

かなり、適当に答えた。

本当はもっと長いのだけど…ね。

その人は私を見て驚いていた。

返事をした私の声の高さにその人が再び驚いたのは、余談w

今はガラガラだけどね…ww

20歳前後までは結構甲高い声でしたから。

 

そう…ここに居る人たちは全員趣味女装の方々だけだったから。

当時は、まだGIDなんて概念自体無かったので【まさかの本物?】

と思ったのも無理は、無い話なのかも知れなかった。

 

こういう時って、好奇心で飛びつくらしい。

男女関係なく…ね。

そしたら、その方は古参の方だったらしく周囲で談笑していた人たち全員に私の事を喋り出した。

 

私は、恥ずかしくなっていたね。

だって、そんなに大それた事じゃなくて私にとっては普通だったから。

そんなに珍しい事なのかな?

 

女装の域を越えている…って誰かが話していたのを聞いた。

 

ああ、やっぱり…私は異端なんだ…

もう、ここを出なくちゃ…

そう思っていたら写真を一緒に撮ろうってカメラを持っていた人に言われた。

撮れるけどね…眼鏡が無いからピントが合うか自身無いけど…

一眼レフの古いカメラで撮影しあったけど…(^^;;

 

ふと、周辺を見回す余裕も出て来たのだけど…そしたら、私は気付いた…

 

ここに居る人たちは、私とは違う

 

この人達は女装を楽しんで居る…

私はこんなに楽しむことが出来ない…

だって、私にとっては…普通の事だから。

なんだか、罪悪感と嫌悪感が私に襲い掛かって来た感じがして、私は『電車に乗り遅れるから』という理由で早々にその場から離脱した。

その時に名前を聞かれた。

いわゆる女の子ネームって言うのを。

天上天下唯我独尊のユイ』と答えた。

相手は混乱していたねww

まぁ、二度と会うこともないだろうから…ww

※このユイという名前がYuikaの由来でもあります。

 

化粧を落とし服も着替えて会館のビルから外に出て外から改めてビルを見上げた。

なんだか、凄く嫌な感覚だけが私の中にあった。

結局、本当に帰るための列車に乗り遅れてしまい、歌舞伎町の映画館で一夜を過ごす事にした。

当時はオールナイトで映画館の梯子が出来たのも幸いしていた。

トイレに行って、懐から写真を取り出すとそれをしばらく眺めた後…トイレで捨てた。

購入した下着のセットも映画館のゴミ箱に捨てた。

 

なんだか、嫌な気分が私を満たしていた。

あの人達と私はなんだか…全然違う…

そんな気持ちになっていた。

 

女装を趣味としている…人達。

私は女装がしたいのではなくて、女性に成りたいだけ。

 

この違いは何?

 

この事が明確に分かったのはつい最近のこと。

GIDという単語によって、私はようやく分かった気がした。

でも、当時のあの人達の中でGIDと分かってSRSまでした人も居ると言うのを知ったのもつい最近の事。

 

本当なのかな?

本当にGIDだったのかな?

だって、あんなに楽しそうだったじゃ無い?

私みたいに苦悩していたのかな?

 

それがAGと知ったのもつい最近の事。

ああ、そう言う事だったんだ…

 

あの時感じた違和感と嫌悪感…あれこそGIDなのかな?

私はまだ…

迷宮を彷徨っている。